WordPressテーマは、テーマスタイルシート、テーマ関数ファイル、テーマテンプレートファイルという3つの主要ファイルで構成されます。
その他にも、画像ファイル、Javascriptファイル、テーマスタイルシート以外のCSSファイル、スクリーンショットファイル(screenshot.png)などの補助的なファイルがありますが、ここでは、3つの主要ファイルの役割を説明します。
テーマスタイルシート
テーマスタイルシートはCSSファイルで、常にstyle.cssという名前でテーマのルートディレクトリに設置されます。
テーマが実際に表示するページのスタイルシートという役割と、テーマの詳細情報を定義するという全く別の役割も兼ね備えています。
詳しくは、記事: テーマスタイルシート (style.css) の設置をご覧ください。
テーマ関数ファイル
テーマ関数ファイルはPHPファイルで、常にfunctions.phpという名前でテーマのルートディレクトリに設置されます。(ただし、テーマ関数ファイルの設置は必須ではありません。)
テーマ関数ファイルでは、テーマに機能を追加したり、テンプレートファイル内で使用するグローバル関数を定義したりできます。
テーマテンプレートファイル
テーマテンプレートファイルは、実際にページを表示するためのPHPファイルです。
通常のHTMLファイルに、WordPressテンプレートタグ(WordPress独自のPHP関数)などを組み込む事で、テンプレートファイルとして機能します。
テンプレートファイルは、index.phpというメインテンプレートファイルが必須です。
ページによって表示を大きく変更したい場合は、single.php(個別投稿ページ用)やpage.php(固定ページ用)などのテンプレートファイルを設置します。
また、テンプレートファイルをヘッダー・フッター・サイドバーなど、パーツ毎に分割してモジュール化する事もできます(header.php, footer.php, sidebar.phpなどの部分テンプレート)。
次章では、テーマの関数ファイルとテンプレートファイルが、どのように機能するかを解説します。
次章: テーマ作成の基礎〜その3 テーマを使用したページ生成の流れ